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消化管造影検査(バリウム検査)

消化管の一次検査。診断能力では内視鏡にはるかに劣る。
小腸に関しては、ほとんど唯一の検査法。

腹部超音波検査 上部消化管造影検査  下部消化管造影検査
・検査で得られる情報量 ★★★ ★★★
・検査に伴う苦痛の少なさ  ★★★★ ★★★
・検査の簡便性 ★★★★ ★★★
・検査の安全性 ★★★★★ ★★★★★

俗に言う「バリウム検査」です。造影する部分によって、1上部(胃・十二指腸)と、2下部(大腸:注腸検査ともいう)、の2つがあります。どちらも潰瘍・ガン・ポリープなどの検出のために、バリウムを飲んだり、おしりから入れたりして行います。内視鏡検査より簡単な検査ですが、正確さ(病気の検出能力)の面ではやや劣ります。

上部消化管造影エックス線検査
発泡剤を飲みこんで胃を空気で膨らませます。そこにバリウムを飲んで胃・十二指腸の粘膜の表面に付着させ、病気を探す検査です。

下部消化管造影エックス線検査(注腸検査)
下剤を飲んで腸をからっぽにしてから、肛門から管を入れ、その管から空気・バリウムを腸の中に流し込んで、腸の表面にバリウムを付着させ、病気を探す検査です。

いずれの検査も、バリウムを胃や腸の表面にまんべんなく付着させるために、空気でおなかを膨らませた上で、あっちむいたり、こっちむいたり、決して楽ではありません。また、検査の前の処置(食事を止める・下剤で便を出しておく)がきちんとできていないと、検査がうまくいかないことがあります。

この検査は「一次検査」です。この検査でなんらかの異常が指摘されたら、「消化管内視鏡検査」を受けて、病気の正体をはっきりさせましょう。


検医者に言われた、あの言葉《腹部超音波編》


胃のヒダが変形しています

・胃になんらかの病気がある可能性が高い。
・内視鏡できちんと診断すべき。

これは、胃潰瘍またはその瘢、胃ガンの可能性を示唆しています。つまり、胃の表面に異常があるということなのです。この検査ではこれ以上の診断は難しく、確定診断には消化管内視鏡検査が必要です。
「十二指腸が変形している」という場合には十二指腸潰瘍・またはその瘢、「胃そのものが変形している」という場合には進行胃ガンの可能性が考えられます。


ポリープがあります

・ポリープと診断されたら、とりあえず内視鏡検査を。

ポリープというのは粘膜が盛り上がってできたキノコのような病変です。胃・十二指腸、または大腸の中にポリープというものできることがあります。ポリープにはいろいろな種類のものがあります。まったく良性のものから、ガンとの判別が困難なものもあります。胃のポリープは内視鏡検査をして、しっかり正体を見極めましょう。大腸のポリープはある程度以上(直径5mmが目安)大きなものはガンとの関連が言われています。内視鏡検査が必須です。十二指腸ポリープについては、心配のいらないものが多いです。詳しくは、消化管内視鏡のおなじ質問のところで説明しています。


憩室があります

・症状がなければ、とりあえず心配しない。

憩室とは「ポケット」のこと。腸の壁が外に押し出されるようにしてできた、ポケット状のものです。大腸にできやすいものですが、食道や十二指腸にもできることがあります。この存在自体が悪さをすることはありませんが、時に、憩室の中でばい菌が繁殖して、熱・腹痛が出たり(憩室炎)、憩室から出血することもあります。無症状であれば経過観察でOKです。


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