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炎症を見る検査

身体の中になんらかの炎症がないかを調べる検査です。
一般に炎症とは、「腫れている」とか「痛い」とか「膿んでいる」とか「熱がある」とか、身体の中で激しい反応が起こっている状態を言います。

炎症の原因として、最も一般的なのは感染症や外傷です。また、悪性腫瘍(ガン)、アレルギーや膠原病なども炎症の原因となります。熱や痛みがある時、炎症はないかどうかを調べます。炎症のパターンによってはその原因がそれとなく明らかになることがあります。


C反応性蛋白 CRP
基準値:0.4mg/dl以下

血沈(けっちん) ESR
基準値:男性10mm/女性20mm以下

この2つの数値が高いということは、身体の中でなんらかの炎症が起こっていることを意味しています。多くの場合は、その原因が感染症ですが、実際に感染症の症状がない場合には、何が原因であるかを調べなければいけません。のこりの原因には「ガン」「膠原病(免疫病・アレルギーなど)」などが含まれます。もしそうであれば、直ちに治療が必要になるかもしれません。きちんと診断する必要があるのです。

検査値の見方


「CRPが高い」「血沈が亢進している」場合

・腎機能障害がある可能性が高い
・脱水状態ではどちらも高くなるが、BUNの上昇が大きい
・筋肉の多い人は正常よりCreatは高め

上述のように、きちんと診断しなければなりません。炎症が身体に存在している状態は異常です。
感染症であれば、例えば肺炎なら熱・咳が出るとか、レントゲン写真などから診断できます。腸炎なら下痢や腹痛が出ます。また、大抵の細菌感染症は白血球が増加するので、白血球の数を数えたり、その内訳を調べたりすれば診断がつくことが多いのです。
もし、感染症ではなさそうだ、という場合には「様子を見ましょう」というよりは、きちんと原因を調べたほうがよいでしょう。なぜならば、「ガン」や「膠原病」といった重病が潜んでいる可能性があるからです。


白血球数 WB
基準値:3500〜9000(/mm3)

白血球が10000を超えているような場合に、最も可能性が高いのは「細菌感染症」です。感染症の場合、たいてい熱や咳・腹痛などの症状があるので、そちらで診断できますが、そのような症状がない場合、白血球が増加するガンや膠原病もあり、これだけでも確定診断はできません。

もし、ガンを疑う場合には「腫瘍マーカー」、膠原病を疑う場合には「自己抗体」を調べます。

腫瘍マーカーとして主なものに、以下のようなものがあります。しかし、いずれもある程度進行してから陽性になってくることが多く、早期診断の役には立ちません。ガンを疑う場合の補助診断として行います。

検査の種類


「CRPが高い」「血沈が亢進している」場合

・胃/大腸ガン CEAなど
・胆/膵臓ガン CA19-9・CA125など
・肝臓ガン   AFP・PIVKA-2など
・肺ガン    CEA・SCC・NSEなど
・前立腺ガン  PSA・γSM・PAPなど

アレルギー、膠原病を疑う場合には自己抗体を検査します。まず、以下のものを測定します。異常があればさらに細かな項目を調べますが、一般的なのはここまでです。


リウマチ因子 RF
基準値:0〜30(U/ml)

抗核抗体 ANA
基準値:陰性

もしも、これらの数値が陽性で出た場合は専門医に相談すべきです。自己免疫・アレルギーが関与する病気が存在する可能性があります。

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