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貧血があるといわれた

・貧血とは、血液中の赤血球が減少している状態
・症状としては「動悸」「顔色が悪い」「息切れ」
・原因の特定⇒急を要することがある!
・原因に対する治療

貧血の原因は大きく3つ

・赤血球を作る能力が低下している場合
・出血している場合
・溶血している場合

原因がどれかを特定しなければなりません。原因に対する治療を行います。

ここで重要なのは、「赤血球の大きさ」です。MCV・MCH・MCHCなどと呼ばれるいくつかの指標があります。
赤血球の大きさを調べ、
 1)赤血球が小さい場合には ⇒ 赤血球の原料(=鉄分など)が足りない
 2)赤血球が大きい場合には ⇒ 赤血球を作る組織(=骨髄)の異常
などが考えられます。臨床的には鉄が少なくなって生じる「鉄欠乏性貧血」がもっとも多く見られます。
以下にそれぞれについて説明します。

1赤血球を作る能力が低下している場合

・栄養状態に問題はないか
・造血組織=骨髄に問題はないか
・そのほかの異常(遺伝・ホルモン異常など)

栄養状態が悪いということは、現在の日本ではそうありませんが、極端な菜食主義やアルコール多飲などによって栄養が偏った状態にあると、貧血を来すことがあります。その場合には「ビタミンB12」や「葉酸」などという栄養素が足りないことが多いようです。また胃の手術を受けた場合・腸の手術を受けた場合にも、その手術の規模によっては栄養の吸収障害を来し、貧血になることがあります。
造血組織の異常としては、ガン治療に伴う放射線照射・化学療法などの副作用が多く見られます。また、骨髄そのものの悪性腫瘍(白血病・骨髄腫・骨髄線維症など)でも貧血を来します。それ以外の薬でも貧血を副作用として来すことがあります。
また、遺伝によるもの、ホルモンの異常によるもの(甲状腺・腎不全など)でも貧血を来たします。

よく行われる検査です。必要に応じて消化管造影検査・内視鏡検査を行います。
わかい女性の貧血の原因の多くは月経による失血が多いようです。十分な鉄分の摂取が必要です。
中高年が小球性貧血を来している場合には、やはりガンを疑い、十分な検査を行います。消化管のガンである可能性が高いので、まず便潜血検査を行います。

2溶血している場合

・黄疸・若年発症の胆石
・血縁者にも見られることがある

これは頻度としては少ないものです。黄疸を伴う貧血があれば、まず、これを疑います。黄疸が出るのは、溶血(赤血球が壊れる)したときに、ビリルビンという色素が赤血球から血中にこぼれるためです。ビリルビンは黄色い色素で、ある一定以上の濃度になると眼球や皮膚が黄色くなってきます。黄疸が出ない程度の溶血もあります。そのような場合には血液検査で、ある程度の診断をつけることができます。


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